今日はアジアのタイのエイズ孤児のお話です。実話に基づいています。ぜひぜひ読んでください!
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希望の瞳
タイ北部・チェンマイから少し離れた場所にある施設での話。
その施設では、親をエイズや麻薬中毒、貧困などで失った
山岳民族の子供たちを保護し、教育の機会を与えている。
大家族のように暮らしていて、
子どもたちは食事を自分たちで作り、
洗濯も、飼っている豚や鶏の世話も子どもたちが行う。
ある男の子は、エイズによって両親を亡くした。
身寄りもなく、村の家々から食べ物をもらい転々としていたところ、
施設の人に保護されたのだった。
保護された当初、痩せた体で泣きそうな目をしていた彼も、
今では体格も良く、すっかりお兄さんになっている。
彼の将来の夢はパイロットだそうだ。
ある男の子の家庭では、彼が幼い頃、
エイズに感染し、かつ麻薬中毒だった父親が発狂し、母親を殺害してしまった。
自分を責めた父親は、その後自身の命も絶った。
孤児になった男の子は、施設へとあずけられる。
凄惨な事件を目の当たりにした男の子は、
施設に来た当初、声を失い、笑顔を見せなかった。
でも、寮母や仲間と共に生活することで、
時折笑顔を見せるようになっていった。
そうなるには彼自身の努力も大きかっただろう。
大好きなギターを手にし、
「将来の夢はエンジニア」と笑顔で語ってくれた。
16歳のある女の子は、父親をエイズで亡くした。
残されたのは、母親と6人の子ども。
病気がちな母親だけでは全ての子どもの世話はできない。
彼女は施設に預けられた。
親がいるのに、一緒に暮らせない。
それなのに彼女は悲しみひとつ見せず、
素敵な笑顔で周りの人まで笑顔にさせてしまう。
「ご飯が食べられる。
学校に通え、勉強することができる。
それだけで毎日楽しいし、幸せなんだ。」
と彼女は言う。
エイズ孤児である彼らは、単純に悲しみと呼べるもので
はないだろう様々な思いを抱えて生きているのではないか。
子どもたちは精一杯生きている。
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