ワークキャンプの醍醐味のひとつとも呼べる、「現地集合」
今回のキャンプでもそうだった。英語で書かれた現地までの行き方を、緊張と期待の入り混じるワクワク感がたまらない!
向かう先はイタキ島
ギリシアとイタリアの間のイオニア海に浮かぶ島。ホメロスの詩「オデュッセイア」の英雄、オデュッセウスの故郷と呼ばれる島だ。
そのイタキ等にはフェリーで渡らなくてはならない。その船が出ているパトラまでのバスに乗らなくてはならない。
アテネから東へバスで4時間ほどのところがパトラの街。
そのバス乗り場まで行くバスがどこかわからなかったり・・・
それで英語で道を聞いたり・・・
切符売り場が以外にもお菓子を売っている露店だったり・・・
そんなこんなでなんとか僕はパトラ行きのバスにありつけた。
空港からバスに乗って降り立ったのはシンタグマ広場
アテネの中心部であり、それはすなわちパルテノン神殿の近くを意味している。ワークキャンプの地はギリシア東のイオニア海に浮かぶイタキ島。そこへ向かうためのバスの時間まで4時間あった。
僕は慣れないギリシアの街でパルテノン神殿を見るべくアクロポリスの丘を登った。季節は夏、犬が暑さにダレて道端にぱったりと伏せている神殿への階段をいろいろな心情を織り交ぜながら夢中に上っていった。
憧れの地、ギリシアに着いた喜びと・・・
ちゃんと自分でワーク地へ行けるかどうかの不安・・・
しかしパルテノン神殿から見渡すアテネの白い町並みは、ギリシアに着いたという実感の方を強く強く感じさせてくれた!
周辺のアゴラや音楽堂など、ギリシアの遺跡の数々は日本においていった負の感情を忘れさせてくれた。
「さあ、ワーク地へ向かおう!」
いきあたりばったりの準備で、なんとか日本を脱出した僕。
向かうワークキャンプ先がどんな場所か
どんなメンバーが来るのか
どんなことが待っているのか
何もわからず、ただなんとなく昔から憧れていたギリシアの国へ。
なんとなく逃げ出してきた感のある日本でのいつもの自分と、ギリシアへの憧れを抱く自分が融合した複雑な心境だった。
ギリシアへ向かう途中の飛行機では、気さくなギリシア人の男女が隣。
彼らの流暢な英語と僕のぎこちない英語で時折交わす何気ない会話で少し心を落ち着けた。
そして、長い長い飛行機の旅を終え、ついにギリシアへ到着する。
ふと気がついたら僕はギリシアに立っていた。。。
当時の僕は、いろいろとあって自分に自信が持てず、将来への不安ばかりで、特に行動を起こすようなこともなかった。図書館にこもっては、「相談相手」になってくれそうな自分に都合のいい本を探してそれを読んでいた。
そんな不毛な日常をすごしているとき、ふとメールが届いた。
ワークキャンプ受入通知。
向こうの団体の受入の決定が遅れたらしく、開催9日前に突然決まったギリシア入り。申し込んでたことすら半分忘れかけていたが、何かのきっかけになるかもと意気込み、早速準備に取り掛かった。
急遽航空券の手配、持ち物リストにあった寝袋などの持ち物を慌てて探し回った。
しかしそんなドタバタ劇すらあまり記憶に鮮明でないのは、それからのギリシアでの3週間があまりにも濃く、特別な時間だったからだろう。
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